NISA口座を開設して、1年以上放置していました。
今回はNISAの話です。
といっても、「おすすめ商品比較」や「新NISAでこれを買えば正解」という記事ではありません。
むしろ、NISA口座を開設したものの、何を買えばいいかわからず、1年以上放置していた自分の記録です笑。
今でこそインデックス投資を中心に積み立てていますが、最初からすんなり始められたわけではありませんでした。
何を買えばいいのか。
いくら積み立てればいいのか。
そもそも投資信託とは何なのか。
いろいろ迷っているうちに、時間だけが過ぎていきました。
同じように、NISA口座は作ったけれど何も買っていない方もいるかもしれません。
今回は、そんな自分がどう整理して、今の形に落ち着いたのかを書いてみます。
何を買えばいいか、全くわからなかった
投資を始めたきっかけは、以前の記事にも書いた通りです。
月曜から夜ふかしの桐谷さん。
投資をしていた先輩の話。
雑誌。
そして『お金の大学』などのお金に関する本。
そのあたりがきっかけでした。
当時はまだ、自分の中で投資の最適解が全くわかっていませんでした。
リスク許容度もわからない。
株のリスクがどれくらいなのかもわからない。
投資信託と個別株の違いも、今ほど整理できていませんでした。
なので、最初は個別株から入りました。
個別株の単元であれば、数万円程度で買えるものもあります。
最悪ゼロになっても、まあ許容できるかなと思える範囲でした。
ヤマダ電機やMRKホールディングスなど、株主優待が魅力的に見えた銘柄を中心に、ちょこちょこ買っていた感じです。
MRKホールディングスは、その後しっかり含み損になりましたが笑。
一方で、投資信託は完全に迷子でした。
S&P500を買えばいいらしい、という情報は目にしていました。
ただ、いろいろな金融機関が似たような商品を出していて、雑誌によっておすすめが違います。
当時は、ひふみプラスのようなアクティブファンドが紹介されていることもありました。
成績が良い投資信託として取り上げられていた記憶があります。
今の自分なら、低コストのインデックスファンドを中心に考えます。
ただ当時は、何を買えばいいか本当にわかりませんでした笑。
今ほどeMAXIS Slimが圧倒的に目立っていなかった気もします。
僕の目に入っていなかっただけかもしれませんが、少なくとも当時の自分には「これを買えばいい」とは思えませんでした。
さらに、いくら積み立てればいいのかもわかりませんでした。
月1万円なのか。
3万円なのか。
もっと入れるべきなのか。
そうやって迷っているうちに、旧NISA口座を開設してから1年以上が過ぎていました笑。
重い腰を上げたら、意外とあっけなかった
投資開始後の2年目の12月ごろだったと思います。
「今年のNISA枠を使わないと、さすがにもったいない」
と思い立って、ようやく投資信託の購入設定をしました。
そのとき選んだのは、SMT全世界株式インデックスファンド、いわゆる「雪だるま」です。
ただ、12月末の設定は遅すぎたようで、その年の枠では購入できませんでした笑。
結局、翌年1月からの購入になりました。
そして旧NISA制度は、その1年後に終了しました。
つまり、旧NISAでは2年分だけ買って終わった形です。
今思うと、かなりもったいないですね笑。
ちなみに、一緒に投資の勉強をしていた奥さんは、僕より先に投資信託を購入できていました。
このあたりも少し悔しいところです笑。
ただ、実際に購入を開始してみると、意外とあっけなかったです。
あれだけ迷っていたのは何だったのか、という感じでした。
もちろん、投資にはリスクがあります。
買った瞬間から値下がりする可能性もあります。
それでも、一度買ってみることで、投資信託というものが少し現実のものになりました。
「投資信託を買う」という行為そのものへの心理的ハードルは、かなり下がった気がします。
新NISAではオルカンに落ち着きました
新NISAになってからは、王道のeMAXIS Slim 全世界株式、いわゆるオルカンに変えています。
理由はシンプルです。
手数料が安い。
利用している人が多い。
商品が途中で終了するリスクも相対的に低そう。
そう考えたからです。
新NISAでは、つみたて投資枠と成長投資枠があります。
成長投資枠では個別株も買えますが、僕はどちらの枠でも投資信託を買っています。
個別株は、今の自分にとっては楽しみ程度です。
期待値としては、長期のインデックス投資の方が高いのではないかと考えています笑。
もちろん、これは僕の考えです。
個別株が合う人もいると思いますし、配当や優待を重視する投資もあります。
ただ、自分の場合は、投資の主軸はインデックス投資でよいかなと感じています。
オルカンかS&P500か問題
オルカンとS&P500、どちらがいいのか。
これはよくある議論だと思います。
僕の結論は、かなり雑に言うと「どっちでもいい」です笑。
オルカンの中身の大きな割合は米国株です。
そのため、現時点ではS&P500と重なる部分もかなりあります。
経済の中心が今のところアメリカにあることを考えると、S&P500でも十分合理的だと思います。
一方で、オルカンはアメリカ以外の国にも分散されています。
その分、気持ちとしては少し安心感があります。
アメリカが今後も強い可能性は高いと思います。
ただ、未来のことは誰にもわかりません。
なので、自分としては「オルカンの方が少し気持ちが楽」という感覚です。
絶対にオルカンが正解とか、S&P500が間違いとか、そういう話ではありません。
大事なのは、自分が納得して長く続けられる形にすることなのかなと思っています。
本当に難しいのは「出口」だと思っています
投資を続けていると、どの商品を買うかに意識が向きがちです。
ただ、最近はそれ以上に大きな問題があると感じています。
それは、いつ、どうやって使うかです。
いくらまで貯めればいいのか。
いつから使い始めていいのか。
何に使うのか。
将来の突発的な出費はどう考えるのか。
この問題は、最終的には「どう生きていくか」につながっていきます。
僕自身、これまでは貯蓄率を保つことをかなり優先してきました。
支出を大きくしすぎない。
余ったお金を投資に回す。
リスク資産を一定割合持つ。
そういう行動を積み重ねてきたつもりです。
ただ、未来のことはわかりません。
30年後にどこに住んでいるのか。
健康でいられるのか。
仕事は続けられているのか。
医療保険制度は維持されているのか。
家族や介護、災害、物価、治安はどうなっているのか。
不安を書き出すとキリがありません笑。
数字上は大丈夫そうに見えても、人はまた別の不安を見つけてしまうものだと思います。
格言風に言うと、資産額が増えても、不安がゼロになるわけではない、という感じです笑。
そしてもうひとつ難しいのが、お金をどう使うかです。
無駄遣いなら簡単にできます。
ただ、それは一瞬の喜びで終わってしまうことも多いです。
一方で、自分の幸せにつながる有意義な使い方をしようとすると、途端に難しくなります。
このあたりは、書き始めるとかなり長くなりそうです笑。
『DIE WITH ZERO』や『つみたて投資の終わり方』のような本とも絡めて、次回あらためて書いてみたいと思っています。
貯める時代の次にある、「どう使うか」の話ですね。
迷っている人へ。まずは少額からでもいいと思います
NISAを始めようか迷っている人に伝えるとしたら、まずは少額からでも始めてみるのがよいと思います。
もちろん、生活防衛資金を確保することは大前提です。
短期間で必要になるお金を投資に回すのは危険です。
また、投資信託であっても値下がりすることはあります。
元本保証ではありません。
それでも、現金だけを持ち続けることにもリスクがあります。
インフレによって、同じ金額で買えるものが減っていく可能性があるからです。
リスク資産を持つことで、将来的に資産が増える可能性があります。
そして資産が増えると、選択肢が増えるかもしれません。
お金で仕事を選ばなくてよくなる。
好きなものや経験に、少しお金をかけられる。
将来の不安を少し減らせる。
お金が増えること自体の幸せは、意外と刹那的かもしれません。
ただ、選択肢が増えることで、幸せになりやすくなる可能性はあると思っています。
いくらから始めるかは、正直いくらでもいいと思います笑。
無理のない範囲で、少額から買ってみる。
一度買ってみると、「投資信託を買う」という行為へのハードルはかなり下がります。
僕のように1年以上放置するくらいなら、雪だるまでもオルカンでも、自分が納得できる低コストのインデックスファンドを少額から買ってみるのはありだと思います。
もちろん、最終的な判断は自分でする必要があります。
ただ、迷い続けて何もできないよりは、小さく始めて、少しずつ理解していく方が、自分には合っていたのだと思います。

