最後まで遊べなかったゲームの曲を、20年近く聴き続けています ― 天地創造とロマサガ3が帰ってくる
前回、『グレートレース』という映画を、曲から好きになって観た話を書きました。
その最後に、「ゲーム音楽の話は、書き始めるときりがないので、また改めて」と書いていました。
今回は、その続きです。
先に白状しておくと、僕が好きなゲーム音楽の中には、ちょっと変わった共通点を持つ作品があります。
そのゲームを、最後まで遊べていませんw
天地創造は、テストがあって中断したまま終わりました。
ロマンシング サガ3は、どこに行けばいいのか分からなくなって終わりました。
それなのに、曲だけは20年近く聴き続けています笑
そして来年、その2本が1月と2月に立て続けに帰ってきます。
ニコニコ動画で、一人で聴いていた
ゲーム音楽をたくさん聴くようになったのは、大学時代です。
当時はニコニコ動画の全盛期でした。
「みんなで決める〜」というゲーム音楽のランキングがあって、フィールド曲や戦闘曲など、ジャンルごとに人気の曲がまとめられていました。
それをよく聴いていました。
個人の方が選んだ「RPG戦闘曲リスト」のような動画もあって、それもよく聴いていました笑
まだ遊んだことのないゲームでも、気に入った曲があれば、その作品自体に興味が湧いてきます。
天地創造やサガシリーズの曲との出会いも、そこでした。
ちなみに、友人は全く聴いていませんでした笑
完全に、僕一人の趣味でした。
天地創造:鐘の音で始まるフィールド曲
天地創造は、曲を先に好きになったゲームです。
フィールド曲の「旅立ち」は、初めて聴いたときに衝撃を受けました。
荘厳なBGMで、始まりに鐘の音が聞こえるのにも驚きました。
このゲームには「地裏」と「地表」という二つの世界があります。
それぞれでフィールドの曲も変わります。
地裏で流れる「旅立ち」と、地表で流れる「さらなる広い世界へ」。
どちらも好きです。
実際にゲームを遊んでみると、面白かったです。
でも、途中でやめてしまいました。
確かテストがあって、そのまま再開しなかった気がします笑
その天地創造が、2027年1月14日に現行ゲーム機向けの復刻版として発売されるそうです。
巻き戻しやセーブなど、遊びやすくするための機能も追加されるとのこと。
昔の僕にはありがたい機能です笑
音楽も、原作の作曲に関わった方々による一部楽曲の新アレンジが予定されているそうです。
今度こそ、最後までやりたいです。
ずっと聴いてきた曲が、どんなふうに聴こえるのかも楽しみです。
伊藤賢治さん:ゲームボーイで、こんな曲が
サガシリーズの作曲家、伊藤賢治さん。
ファンの間では「イトケン」さんと呼ばれています。
最初に「ロマンシング サガで知りました」と書こうとしたのですが、よくよく思い出してみると違いました。
最初に感動したのは、中学生のころに遊んだゲームボーイの『聖剣伝説 ~ファイナルファンタジー外伝~』でした。
「聖剣を求めて」という曲です。
使える音の数がごく限られたゲームボーイで、こんな名曲が……!
と感動しました。
ロマンシング サガは、1と3の曲が好きです。
どちらも特に戦闘曲が好きですね。
ただ、ゲームのほうはというと……。
1はかなり遊んだのですが、自由度が高すぎて、途中でどこに行けばいいのか分からなくなって終わりました笑
3も、目的が分からないまま終わってしまいました。
あとで聞くと、そういう意味でなかなか敷居の高いゲームだったそうです。
攻略本を見ながらゲームをしていた、ぬるま湯につかった僕には、なかなか難しかったようです笑
その後、ロマサガ1のリメイク『ミンストレルソング』で「熱情の律動」を初めて聴いたときは、衝撃を受けました。
それまで持っていた「RPGの戦闘曲」のイメージを壊された気分でした。
とても熱い曲です笑
そして、ロマサガ3も帰ってきます。
2026年9月のNintendo Directで、フルリメイク作品『ロマンシング サガ3 デスティニーユナイテッド』が発表されました。
発売予定日は2027年2月16日です。
こちらも音楽が新しくアレンジされるようです。
天地創造が1月、ロマサガ3が2月。
途中でやめた2本が、約1か月違いで帰ってきます。
次は、しっかりやりたいところです笑
一曲は、選べませんでした
ゲーム音楽で一曲だけ選ぶとしたら、何だろう。
考えてみたのですが、無理でした笑
その時々で印象に残った、思い出深い曲がたくさんあります。
ただ、思い返してみると、複数の作品にわたって好きな作曲家は、3人に絞られました。
もちろん単発で好きな曲はほかにもたくさんありますが、同じ作曲家の複数の作品を好きになっているという意味では、この3人です。
桜庭統さん
戦闘曲が、特に好きです。
テイルズシリーズや『黄金の太陽』の戦闘曲は、どれも好きです。
『スターオーシャン3』の通常戦闘曲もかっこよくて、大学時代からときどき聴いています。
穴場で言うと、『マリオテニス64』も桜庭さんです。
ゲームポイントやブレークポイントで流れる曲がとてもかっこよくて、今でもときどき聴いてしまいます笑
下村陽子さん
『スーパーマリオRPG』『ファイナルファンタジーXV』、キングダム ハーツシリーズなどで有名な方です。
『ストリートファイターII』の音楽にも関わっていたと知って、驚きました笑
マリオRPGのサントラは、大学時代に勉強しながらよく聴いていました。
FF15は、通常戦闘曲やリヴァイアサンとの戦いの曲、主人公ノクティスの曲が好きで、よく聴きます。
少しマイナーですが、『ライブアライブ』の曲も非常に好きです。
章ごとにまったく違う世界が舞台になっていて、それぞれの世界観を音楽で表現しているのが素晴らしいです。
戦闘曲もどれも盛り上がります。
中でも近未来編の戦闘曲「PSYCHOで夜露死苦!!」が特に好きです。
2022年にはリメイクされ、曲も新しくアレンジされましたが、原曲もリメイク版も好きです笑
そして、各章のボス戦などで流れる「MEGALOMANIA」。
これも本当に熱いです。
ゲームをプレイしないと、この盛り上がりは伝わりづらいのですが、とてもいい曲です。
伊藤賢治さん
上でも書きましたが、サガシリーズと、ゲームボーイの初代『聖剣伝説』です。
サガシリーズの曲は、聴きまくっています笑
戦闘曲が非常にかっこいいです。
3人に絞ったものの、伊藤賢治さんの話は先にたくさん書いてしまいました。
やっぱり一曲だけなんて選べません笑
曲の良さは、言葉にできませんでした
ここまで書いてきて、正直に言うと、困っています笑
曲の良さを、文章で伝えるのが、とても難しいです。
「熱い」「かっこいい」「荘厳」。
いくら言葉を並べても、あの曲を聴いたときの感じには届きません。
実は、この記事はなかなか筆が進みませんでした。
仕事と子育てが忙しかったのもあるのですが、そもそも何を伝えたいのか、自分でも分からなくなってしまったんです笑
好きな曲を並べるだけでは、ただの名曲リストになってしまいます。
では、なぜその曲が好きなのか。
それを説明しようとすると、また言葉に詰まります。
たぶん、理由は一つではないと思います。
僕が好きな曲は、ゲームの内容と結びついています。
どの場面で流れたのか。
そのとき、物語がどうなっていたのか。
そして、僕自身の過去とも結びついています。
中学生のころ、ゲームボーイを握っていた時間。
大学時代、一人でニコニコ動画を観ていた時間。
勉強しながら、マリオRPGのサントラを流していた時間。
曲を聴くと、その全部が一緒に戻ってきます。
ただ、面白いのは、最後まで遊べなかったゲームもあることです。
物語の結末を知らなくても、その曲を初めて聴いたときのことや、繰り返し聴いていた時期の記憶は残っています。
だから、曲だけを取り出して「この曲のここが良い」と説明しようとすると、肝心の部分がこぼれ落ちてしまうのだと思います。
前回、音楽は僕にとって「よすが」だと書きました。
ゲーム音楽は、その一番いい例なのかもしれません。
結局、曲の良さをうまく説明できたかというと、あまり自信はありません笑
なので、言葉で伝えきれない分は、曲を紹介しておきます笑
天地創造「旅立ち」
僕が最初に衝撃を受けた、天地創造のフィールド曲です。
ロマンシング サガ -ミンストレルソング-「熱情の律動」
『ミンストレルソング』で初めて聴いて衝撃を受けた、オリジナルのゲーム音源です。
それまでのRPGの戦闘曲のイメージを壊されたような、とても熱い曲です笑
ライブアライブ「PSYCHOで夜露死苦!!」
近未来編の戦闘曲です。
こちらはスーパーファミコン版の原曲です。
今は、運転中に一人で
最近は、運転中に聴くことが多いです。
聴くのは、ほとんど一人のときです。
大学時代、一人でランキングを観ていたころから、そこはあまり変わっていないのかもしれません笑
今度こそ、最後まで
振り返ってみると、不思議な関係です。
ゲームは最後まで遊べなかったのに、曲は20年近く聴き続けている。
ゲームを最後まで遊ばなかったからといって、その作品との付き合いが終わったわけではありませんでした。
むしろ、曲のほうがずっと長く残っています。
そして来年、その2本が帰ってきます。
天地創造は1月。
ロマサガ3は2月。
今度こそ、最後まで遊びたいと思います。
ずっと聴いてきた曲が、改めてゲームの中で流れたとき、どう聴こえるのか。
それを確かめるのが、今から楽しみです。
今回は、曲が先で、ゲームが後です笑
それではまた。
